すみだがわ

すみだがわ
I
すみだがわ【すみだ川】
小説。 永井荷風作。 1909年(明治42)発表。 隅田川に還(カエ)らぬ江戸の面影を見出し, 淡い恋愛をからめて, 懐旧の情を叙情豊かにつづる。
II
すみだがわ【隅田川】
(1)東京都東部を流れる川。 荒川の下流部の呼称。 広義には北区岩淵水門から, 一般には墨田区鐘ヶ淵付近から河口部までをいう。 言問(コトトイ)・吾妻(アズマ)・蔵前(クラマエ)・両国・永代など著名な橋が架かり, 吾妻橋より下流を大川ともいう。 ((歌枕))「~ゐせきにかかる白浪の/堀河百首」
〔古くは「墨田川・角田川」とも書いた〕
(2)能の一。 四番目物。 観世十郎元雅作。 さらわれた愛児梅若丸を求めて, 都から隅田川辺まで下ってきた狂女が, すでに亡き我が子の霊と悲しい対面をするというもの。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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